「営業事務」とは?

企業の営業活動を縁の下で支えるのが「営業事務」です。
主には、営業マンのアシスタント的なポジションを中心に電話応対・デリバリー業務(受発注対応)・在庫管理・伝票作成などを行います。
また、取引先やお客様とのコミュニケーションを図りながら業務を遂行していくので、協調性や状況に応じた臨機応変に対応できる能力が必要とされます。
人の役に立っていることを実感できる仕事と言えます。

営業事務

主な仕事内容

一般的には、受発注業務や在庫管理、納期調整、伝票作成、取引先対応が中心となります。
企業によっては、売掛金・買掛金管理・売上管理・小口精算処理など経理部門とのやり取りにも携わる事があります。

求められるスキル

パソコンスキルとコミュニケーション力そして臨機応変な対応力は必須
まずは、何と言っても「コミュニケーション力」営業サポート・お客様対応には欠かせない大切なスキルです。
次に、受注対応や納期管理など決められた期限を守る業務に携わる事が多い為、自分の業務量について把握しスケジューリングするといった自己管理能力が大切です。
そして最後に、時にはクレームの対応をしなければならないこともありますので、上記に加えて冷静さや、「ちょっとしたことでくよくよしない」といった精神的タフさを兼ね備えた人、気持ちを切り替えてどんどん仕事を処理できる人は高く評価されるでしょう。

あると便利な資格

MOS資格(Excel・Word・Access・PowerPoint)

マイクロソフトオフィスの利用能力を証明する世界的な資格認定制度です。
Excel・Wordは勿論、PowerPointで資料作成が出来たり、Accessでデータベースの構築が出来きたりなどOAスキルがあると更に仕事の幅が広がります。

日商簿記検定

日商簿記検定は
(1)好不況の影響を受けない。
(2)国家資格と並んで権威がある。
(3)他の専門技術にくらべ短期間で習得しやすい。
(4)幹部社員の必須知識として応用範囲が広い。
など、将来性・安定性の面でも有利な資格です。

※簿記は、もはや経理担当者だけの資格ではありません。
営業部門でお仕事をする営業事務の職種にも活かす事が出来る資格です。
売上管理や売掛金・買掛金管理など会社の数字に携わるなど様々なシーンで活用できます。

営業事務の特徴

業務が多岐にわたるため、スキルの幅を広げることができる。
他専門職種(経理・人事・貿易など)へのステップアップへとつながる。
商品やサービスの知識が大切になりますので、ある程度業界を決めてキャリアを積む人が多いです。